ござると裏切り者
海賊勢力は実際、ほかの勢力、特に自分の勢力からは
「裏切り者」として扱われるのが大体でござった。
まあ自分のロールプレイで、
称号を集めるため、襲撃プレイを楽しみたいため、浪漫に生きるため、東西の中立者となるため、様々な動機を持って海賊勢力の仲間入りをするものが多いでござる。
しかし、元の勢力からすれば自分の勢力を裏切って敵対した裏切り者としての存在(´・ω・)
荷物を奪えど「昔は仲間だったのに奪われた!」と憎悪され
荷物を奪われど「敵対したんだから奪われて当然」と手のひらを返され、
元の勢力に戻れど「昔海賊だった人は信用できない」と距離を置かれ
海賊になれば「あいつはもう信用ならない」と警戒される。
裏切り者という役割を無条件に与えられる、それが海賊の一つの使命でござった。
そして同時に、昔の仲間すら信用できなくなるのが海賊の枷でもあったのでござる。
あえて言うと、海賊は「裏切り者」ではないでござる。
同じ勢力だったのに裏切ったと糾弾する「赤の他人」と何の信頼関係があったのでござろう。
ただ同じ緑ネームだっただけ、一方的に知っていただけ、
ただゲームとして敵対関係になかっただけで、「仲間」ではないのでござる。
アカネだから敵と殴りかかるのもよいでござろう、
紫ネームだから敵と切りかかるのもいいでござろう。
ただし、真の仲間は自分が最も信頼した交流ある友人であり
真の敵とは自分が最も警戒する敵意ある個人でござる。
自分の仲間と敵はシステムによって作らされるものではなく、自分自身の中で決まる。
それを忘れてはならないと海賊は学ばせてくれたでござる。